京都の北部、大原三千院と宝泉院に行きました。
目的は三千院と宝泉院の見学と、周囲の散策です。
京都にはすでに5回以上旅行していると思います。
清水寺、金閣寺などなど… 市内の有名なところはだいたい訪問してます。
そこで今回は、足を伸ばして京都の北部である三千院と宝泉院に行きました。
雪の宝泉院を期待したのですが、あいにく小雨でゆきにはなりませんでした。
三千院までの道のり
まず、自分は三条に宿泊してました。
そこからはバスで約1時間かかりました。
移動は3連休のでしたが、京都駅からすでにお客さんが乗ってますので、1時間近く立ちとなります。
座って優雅に移動したい方は、京都駅から乗ればよいかもしれませんね。
山道を縫って行くので、カーブがたくさんありますので、車酔いにはご注意を。
当日は、京都市で7℃くらい、三千院付近では5℃くらいだったでしょうか。
雪を期待したのですが、すこし暖かかったです。
三千院
♪京都~大原三千院♫という歌にもある大原三千院。
行ったことはなくても、名前を知らない人はいないのでは?と思えるほど有名ですね。
三千院は延暦年間(782年 – 806年)に最澄が比叡山東堂に一院を建てたことが起源とされ、天台宗本山である比叡山延暦寺のお膝元で1200年以上もの歴史を持つとても古いお寺です。
ちょうど「初午 大根焚き」という行事が行われてました。
参拝者に大根を焚いたものが 無料で振る舞われます。
ぼくもいただきましたが、ほくほくで美味しかったです。
石庭
石庭は良いですね。
京都にはいろいろな寺に石庭があります。
ここの石庭は、小さく華美ではありませんが、質素で美しいです。
龍の天井画
極楽往生院の天井には、直径12mという円に龍が描かれてます。
この龍は見る場所や角度を変えても、目が合うと言われてます。
大迫力の龍!
建仁寺の龍が有名ですが、こちらは赤いです!
宝泉院
今回最も行きたかった宝泉院です。
宝泉院(ほうせんいん)は、京都市左京区大原勝林院町にある天台宗の寺院で、大原寺勝林院の塔頭です。
宗快法印によって嘉禎年間(1235年 – 1238年)に創建され、当初は了性坊と呼ばれていました。
後に幸淵によって再建され、元亀年間(1570年 – 1573年)に宝泉院と改名されましたという歴を持つ、古いお寺です。
三庭園
宝泉院には3つの美しい庭園があります。
盤桓園: 額縁庭園として知られ、立ち去りがたい美しさを持っています。
鶴亀庭園: 池泉回遊式庭園で、樹齢300年の沙羅双樹が植わっています。
宝楽園: 枯山水庭園で、庭園作家の園冶によって作庭されました。
五葉の松
今回最も見たかったのが、樹齢700年と言われる、この五葉の松です。
京都市の天然記念物にも登録されており、あの高浜虚子も歌に詠んだ銘木です。
雪を戴いた姿を見たかったのですが、あいにく小雨でした。
五葉の松を見ながら抹茶とお菓子をいただけます。
代金は拝観料に含まれてます。
血天井
宝泉寺には、血天井というおどろおどろしい名前の天井があります。
関ヶ原の戦いの前哨戦となった伏見城の戦いで自刃した徳川家臣鳥居元忠以下数百名の霊を供養するために、徳川家康が床板を天井として使用させたとなっています。
天井には、顔らしきかたち、足あと、かきむしった跡などがしみになっているとされてます。
言われると確かにそのように思えます。
写真中に顔が写ってます。
どこかおわかりでしょうか???
こちらにも、人の手や足の跡があると言われてます。
食事
お昼は、美松亭でゆばそばをいただきました。
地元で作られたゆばをのせたそば、かやくご飯、そしてお漬物つきのゆばそば定食で、
優しい味でした。
最後に
やはり、宝泉院の五葉の松、その佇まいがすばらしく、一見の価値ありです。
また、各庭園も華美過ぎず調和が取れていて、心が静まります。
雪を冠った五葉の松を見たかったのですが、それはまたの機会に…